生活習慣病について

生活習慣病とは?

文字どおり、「体の負担になる生活習慣」を続けることによって引き起こされる病気の総称です。平均寿命の伸びに合わせて、生活習慣病の割合が増加し生活習慣病が原因で亡くなる人口も増えています。長命から長寿へ、つまり単なる寿命の延伸から健康寿命、社会参加寿命を伸ばすことが大切であり、そのためにもひとりひとりが自分の生活習慣を見直し健康的生活を心がけ自分で予防していく必要性があります。

生活習慣病の種類は?

生活習慣病にはいろいろな症状と疾患が含まれますが、脂質異常症・糖尿病・高血圧はもちろんのこと、がん、脳卒中、肝臓病、腎臓病、骨粗しょう症なども生活習慣病に入ります。肥満は生活習慣病のひとつであるとともに、他の疾患になるリスクを上げる原因でもあります。脂質異常症・糖尿病・高血圧の3つの疾患はサイレントキラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれ、自覚症状がでにくいため放置される場合が多く、動脈硬化や心疾患の原因にもなります。

生活習慣病の原因とは?

生活の乱れや悪い生活習慣を続けていることでなる病気ですが、病気を発症させその進行に影響を及ぼす生活習慣は食習慣(食べ過ぎ・偏食)、運動不足、ストレス、喫煙、飲酒(飲み過ぎ)、睡眠が大きな要因にあげられています。 個人差のあるものなので病気のなりやすさや症状の進行は様々ですが、体に極端に負担をかけると体調が崩れる原因になり、この習慣を長期間続けることで一時的な疾患から慢性の疾患になってしまいます。

生活習慣病の予防は?

生活習慣を改善し健康寿命を伸ばす取組みは、国や自治体でも実施されています。厚生労働省が展開する「スマート・ライフ・プロジェクト」では生活習慣病予防を目的とし「適度な運動」「適切な食生活」「禁煙」の3つの行動を提案しています。また、神奈川県では、病気になる前の状態である未病のうちに不調を治して健康でいるための「食」「運動」「社会参加」を軸とした健康政策を進めています。

当院の考え方

生活習慣病は、気質や体質によってなりやすい人とそうでない人がいます。さらにその気質や体質に合った生活習慣の改善方法もおのずと違ってきます。予防のためには「適度な運動」「適切な食生活」は大切ですが、個人個人によって適度・適切なものは異なります。医師とも相談しながら生活の質をできるだけ低下させないで、患者さんが楽しくできる「摂生」を見つけられるようサポート致します。

鳥居泌尿器科・内科では、糖尿病、高血圧症、高脂血症などの生活習慣病の継続的な定期検査や内服薬などのフォローアップをしております。